Shopeeで多国展開する方法|マーケットを広げて売上をあげよう
実はShopeeで売上をあげる秘訣は多国展開にあります。
1ヶ国の1ショップだけでは出品量が十分でなかったり、マーケティングの施策の検証も満足にできません。
ショップ立ち上げの初期段階こそ、ショップを多国展開して出品と検証のサイクルを早く多くすることが重要です。
この記事では多国出品する方法と、日本から出品できるそれぞれのマーケットの特徴を説明します。
Shopeeは5ヶ国に出品できる
多国展開の方法
Shopeeで多国展開するための条件
・初期店舗で5商品以上の出品
という条件を満たすと、他市場マーケットのアカウント申請が可能になります。
基本的に、各マーケットにつき一店舗のみ開設ができます。
5ヶ国に開設可能なので合計で5つのショップを運営することができます。
下記の条件を満たした場合、一つの市場に複数店舗の開設が可能になります。
・既存店舗の出品商品が50 SKU
・Shopeeの定める一定以上のパフォーマンス(Preferred Sellerの売上水準に達していることが目安)
他市場アカウント申請方法
1) マーケットごとの特徴や主なカテゴリーを考慮し、希望する国を決定する。
2)「他市場アカウント申請フォーム」をクリックし、新規開店を希望するマーケットを選択、その他必要情報を記入し申請する。
3) 申請が受理されると、通常2~3営業日以内に新規ショップ開店の案内がメールで送信されるので、メールの指示に従ってアカウントを作成する。
送信元:”info@shopee.jp”
ショップ開店のメール:題名「Shopeeへようこそ!アカウント開設のご案内」
4) 新規ショップ開店メールの全てのステップをすべて完了した後、サブアカウントプラットフォームから直接Payment Passwordを設定し、Payoneerを連結させる。
※注意事項
- 他市場アカウント申請をする際、必ず販売者名(セラー名)を確認してから申し込んでください。販売者名(セラー名)が一致しない場合は、申請が受理されません。
- マーケットごとに国際返品サービスの状況が異なります。
各マーケットの売れ筋商品
シンガポールの特徴と人気商品
マーケットの特徴
東南アジア屈指の消費力と高いGDP
越境EC比率が高い
美容化粧品や健康・サプリメントが人気
お菓子屋コーヒーなどの食品も人気
おすすめカテゴリー
① 化粧品
サブカテゴリー:ヘアーケア・ スキンケア
② 健康食品
サブカテゴリー:体重管理・ビューティーサプリメント・コラーゲン
③ 日本食品
サブカテゴリー:インスタントラーメン・お菓子
④ おもちゃ+子供用品
サブカテゴリー:育児商品・オーラルケア
⑤ ゲーム
サブカテゴリー:ビデオゲーム
ten.からのアドバイス
シンガポールは最もクセの少ないマーケットと言えます。
売れる商品も幅広く顧客の購買力も高く、良い意味でも悪い意味でも成熟したマーケットです。
貴方の商品がShopeeで売れるかどうかの一つの判断基準になるため、最初のマーケットはシンガポールを選ぶことをお勧めしています。
台湾の特徴と人気商品
マーケットの特徴
平均購入単価が高い(約100USD)
中古品に対する需要が高い(中古高級ブランドバッグやコレクターズアイテム)
おすすめカテゴリー
① 雜貨
サブカテゴリー:虫除け・水筒・枕・タオル
② 健康食品
サブカテゴリー:ヘアーケア・ビューティーサプリメント
③ ゲーム
サブカテゴリー:ビデオゲーム
④ フィギュア
ten.からのアドバイス
台湾は台湾華語(中国語)を用いてショップの設定や問い合わせ対応を行う必要があるため、言語面でのハードルが高いです。(他のマーケットは英語で対応可能)
また、SLS(Shopeeの物流サービス)で発送できるサイズの制限が厳しいため自己発送が必要になります。
言語と物流に強みがあるセラーはそれだけで優位性になるため参入をお勧めしますが、ショップ開設初期は無理して参入しなくてもいいのではと考えています。
タイの特徴と人気商品
マーケットの特徴
中古品に対する需要が高い
中古フィルムカメラなどのヴィンテージな商品も人気
単価の安いバラエティグッズも人気
おすすめカテゴリー
① 健康食品
サブカテゴリー:健康サプリメント・ヘアーケア・スキンケア
② おもちゃ+文房具
サブカテゴリー:アニメ商品・文房具
③ ペット用品
④ ファッション
サブカテゴリー:中古ブランド品・時計
⑤ 日本食品
サブカテゴリー:お菓子・インスタントラーメン・インスタントドリンク
ten.からのアドバイス
タイではSLSに現時点で対応していないため、物流面で壁があります。
自己発送に対応できるだけでその分優位性がうまれるため、既に物流が整っている場合参入を強くお勧めします。
マレーシアの特徴と人気商品
マーケットの特徴
シンガポールとよく似たマーケット
日本の商品が現地で入手しづらい
美容化粧品、健康サプリメント、食品が人気
おすすめカテゴリー
① スポーツ用品
② 雜貨
③ 化粧品
サブカテゴリー:ヘアーケア
④ 健康食品
⑤ 食品
⑥ ゲーム+フィギュア
ten.からのアドバイス
マレーシアはシンガポールに次ぐ癖の少ないマーケットだと考えています。
シンガポールからの横展開として必ず出店しておきたいです。
フィリピンの特徴と人気商品
マーケットの特徴
10~20代の多くの若者が越境ECを利用
年間約50万人がフィリピンから日本へ旅行に訪れており日本商品の需要が高い
日本人の30万人程度が居住
おすすめカテゴリー
① 家庭用品
② 化粧品
③ 健康食品
④ ゲーム+フィギュア
ten.からのアドバイス
フィリピンはチャットコミュニケーションがさかんな印象があります。購入前にチャットで商品について質問がよくきます。問い合わせ対応に工数がかかりますが、チャットで安心感を与えることができれば購入率も上がるため、顧客対応に力を入れましょう。
まとめ
多国展開の方法と、各マーケットの特徴について解説しました。
さまざまなマーケットに出店することで、貴方の商品のインプレッションが増え、購買につながります。
東南アジアの地域全体の経済成長に乗っかるためにも、多国展開を非常にお勧めします!