Shopeeの手数料は高い?出店料から広告費まで全費用を解説
この記事では、Shopeeで販売する際に発生する費用について説明します。
Shopeeはあなたのビジネスにとって、何百万人もの潜在的な顧客を持つ魅力的なプラットフォームです。
まずは、利用する際にどのようなコストがかかるのかを知っておきましょう。
Shopeeの手数料の種類とは?
Shopeeでかかる費用にはいくつかの種類があります
1.販売手数料
2.決済手数料
3.CCB/FSS手数料(Shopeeの販促プログラムに参加するための費用)
4.配送料
5.為替手数料(売上入金の際に発生する費用)
6.広告費
Shopeeは初期費用がゼロ
Shopeeに商品を出品する際に、初期コストは一切かかりません。また、店舗維持費用もありません。
つまり、固定費は完全にゼロで、商品が売れた時にのみ手数料が発生します。
1. Shopeeの販売手数料
Shopeeの販売手数料は、Shopeeで商品が売れた際に発生します。
販売手数料は、入金される際に売上から差し引かれるため、銀行振り込みなどをする必要はありません。
Amazon等と同じ仕組みですね!
最初の90日間は販売手数料が無料!
現在、各マーケットの1ショップ目開設から90日間販売手数料無料キャンペーンを実施しています。
各マーケットごとの販売手数料
Shopeeは東南アジア・台湾の地域において多国展開が可能です。
それぞれのマーケットで手数料が異なります。(2024年8月時点)
https://shopee.jp/edu/article/11750
販売手数料は注文完了後に請求されます。
キャンセルされた注文には手数料はかかりません。
販売手数料の計算方法は?
Shopeeの販売手数料は、割引プロモーションなどのセラーが行う割引がすべて適用された後の商品価格に対するパーセンテージとして計算されます。
必要以上の手数料を払う必要がないようになっています。
手数料の計算方法の具体例を見てみましょう:
- 商品本体価格:10,000円
- セラーが行う割引
割引プロモーション – 10%引き - Shopeeが行う割引
Shopeeクーポン – 500円引き
送料無料クーポン適用 – 300円引き
この場合では、手数料を計算する前に “セラーが行う割引 “の項目のみが考慮されます。
Shopeeが行う割引や送料プロモーションは含まれません。
つまり、10,000円ー1,000円 = 9,000円となり、これが手数料を計算する際の基本価格となります。
2. Shopee決済手数料
決済手数料は、Shopeeを通して行われた支払いに対する手数料です。
これには以下のような支払い方法が含まれます:
- クレジットカード
- デビットカード
- クレジットカード分割払い
- ShopeePay(ショッピーペイ
- ペイナウ
- SPayLater
決済手数料も販売手数料と同じく、マーケットによって異なります。(2024年8月時点)
決済手数料はすべてのセラーに適用されます。
小数点第2位は切り上げで計算されます。
3. FSS/CCB手数料
Shopeeの全ての新規登録セラーは、ショップ開設後、FSS及びCCBプログラムに自動的に90日間参加することになっています。
参加後の91日目からプログラムからの退会を選択できます。
ShopeeのCCB/FSSとは
FSS:Free Shippingプログラムの略称。
Shopeeでは、FSS参加セラーのみ適用可能な送料無料チケットを購入者に配布しています。
FSSに加入することで、購入者が送料無料チケットを使える店舗になります。
購入者にとっては、送料無料チケットが利用できるとお得なので、FSS加入ショップの購入を好む傾向があります。また、購入者は商品を検索する時にFSS対象ショップのフィルターをかけて検索する場合が多いため、購入へのコンバージョン率および露出度が高くなります。
CCB:Coin Cashbackプログラムの略称。
CCBに加入したショップで購入者がオーダーすると、購入者にコインが還元されます。
購入者は最終購入価格の一定比率を、Shopee内で使用できるコイン(Shopee Coin)で受け取ることができます。
CCB参加店になるということは、Shopeeコインが溜まるショップになり、購入者にとってお得感が増し、オーダーの増加が見込めるという効果があります。
どちらも購入者向けに大きなメリットがあるため、オーダーに繋がりやすいメリットがあります。
実際に、2022年の11.11セールでは、FSSに入っているセラーの売上増加率は未参加セラーの5.8倍・オーダー受注数は4.2倍となっています。
こちらは実際のShopeeシンガポールの画像ですが、FSS/CCBプログラムに参加している商品は目立つのがわかります。
FSS/CCBプログラムに参加している商品は画像の左下にマークがつく
FSS/CCB手数料もマーケットごとに異なる
ShopeeのCCB/FSSプログラムに参加していない場合、サービスフィーを支払う必要はありません。
4. Shopeeの配送料
セラーが負担する手数料として、配送料があります。
配送料は商品の大きさや配送会社によって異なります。
配送会社はサービスや価格を比較して選びましょう。
ShopeeにはSLS (Shopee Logistics Service)という独自の配送サービスがあります。
2024年8月現在、シンガポール、マレーシア、フィリピン、ベトナムへの配送は、Shopeeの配送サービスSLSのみとなっています。
タイでもお好みの配送会社を利用できますが、SLSの利用を推奨します。
SLSを利用すると、商品を都内のShopee指定倉庫まで発送すれば、現地の購入者までの国際配送はShopeeが請け負います。
商品が関税で止められてしまうトラブルの回避もできるためリードタイムを短縮でき、さらに海外から日本への商品の返品・返金もSLSで可能になります。
SLS以外の物流チャネル(Other Logistics Providers)は、下記の配送サービスから発送できます。
- 日本郵便
- ECMS
- DHL Express
- FedEx
- 佐川国際宅配便
- ヤマト国際宅急便
しかし、2024年6月現在、シンガポール、マレーシア、フィリピン、ベトナム向けの配送は、Shopeeの配送サービスSLSのみとなっています。
5. Shopeeの為替手数料
Shopeeでは、売上金を受け取るためにPayoneerというサービスを利用します。
Payoneerから日本国内の銀行に出金する際に、約2%の為替手数料が発生します。
入金については、こちらをご確認ください。
6. Shopeeの広告費
Shopeeはクリック課金
買い物客が広告をクリックした場合のみ課金されます。
インプレッションは無料です。
広告費は2つの方法で管理できます:
(1)広告のクリック単価を設定する。
入札価格として、各クリックに対して支払う最高金額を設定します。
一例として、商品の売れ行きが不明な場合は、最低入札価格で入札しましょう。
広告開始から1週間後に広告のROAS(広告費用対効果)とランクをチェックします。
広告ランクが悪く、ROASが良い場合は、入札価格を上げましょう。
(2)広告予算の設定
1日でどのくらいの広告予算を使うか、上限を設定できます。広告費が設定した予算を超えることはありません。
広告予算を無制限に設定することで、広告露出を最大化できます。
しかし、Shopeeを使い始めたばかりで広告費用が気になる場合は、1日または総予算の上限を設定することを推奨します。
Shopeeの最低入札価格
ディスカバリー広告は0.05ドル、検索広告は0.05ドルです。
Shopee広告は1円から利用できる
少額でも広告を掲載することができます。
コンバージョンが期待できる商品に優先的に広告を出稿しましょう。
理想的な広告予算について
広告予算は、1商品あたり最低20ドルを設定することをお勧めします。
広告予算が少なすぎると、商品が売れるかどうかの判断ができません。
売れる・売れない原因がどこにあるのかを検証するために、1商品につき20ドル程度は広告をかけてユーザーの反応を調べましょう。
Shopee Adsの課金方法はプリペイド方式
Shopee Adsはプリペイド方式です。
広告を開始する前に、Shopeeに入金し広告クレジットを追加してください。
クレジットがゼロの場合、広告は表示されません。
広告クレジットから引き落とされた料金は、取引履歴セクション(Shopeeセラーセンター内)で確認できます。
まとめ
Shopeeは他のECプラットフォームと比較しても、手数料が安いです。
90日間販売手数料無料期間がある間に始められるとさらにお得です。
さらに、Shopeeの出店料は無料です。
しかし実際に出店作業をする際の時間や工数はかかります。
出店代行に依頼する方法もありますが、せっかく初期コストが無料なのに勿体無いと感じるお気持ちもわかります。
そこでten.ではただいま『無料出品サービス』をご提供しています!
少しでも気になる方は、下記ボタンからお問い合わせください。
この記事が皆様のお役に立てれば幸いです。