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Shopeeの手数料を他プラットフォームと比較!価格設定のコツは?

越境ECビジネスをおこなう際に非常に大切なポイントは、手数料です。

手数料が高ければ、せっかく商品が高く売れても利益率が低くなってしまいます。越境ECビジネスに参入する際、Shopeeは手数料が安いと聞いたことはありませんか?

 

でも、Shopeeって手数料が安いと聞くけど本当?

 

本記事では、そんな疑問にお答えします!

Shopeeで実際にどんな手数料があるのか、他のECサイトと比較しながら見てみましょう。また、国別に異なる手数料もあるため、利益計算のシュミレーションも行いました。ぜひ、価格設定の参考にしてみてください。

Shopeeとは?

東南アジア最大規模の越境ECモールです。日本からはシンガポール、フィリピン、台湾、タイ、マレーシアへの販売が可能となっており、2024年からはベトナムも追加されました。

 

Shopeeの魅力は出店費用が不要、販売手数料が低く、急成長著しいマーケットと3拍子揃っている点です。どの国でも日本製品への信頼は厚く、日用品・化粧品・時計・アクセサリー・家電といった幅広い商品が売れています。

【費用一覧】Shopeeでかかる手数料

実際に、どのような手数料がかかるのでしょうか。

Shopeeに登録してから売上金を手に入れるまでの段階に分けて見てみましょう。

Shopeeでは、登録やストア開設にかかる初期費用と出品手数料はかかりません。そのため、初めてShopeeで出品する人にとって、参入しやすいECモールなのです。

 

マーケティング費用には、無料の販売促進システムや有料のCCB/FSS(販売促進プログラム)、Shopee Ads(キーワード広告)があります。

 

商品が売れたあとにかかる手数料は、どのマーケットで販売しているかによって金額が変わってきます。そして、マーケットで変わらないのは、出金する際の為替手数料2%です。

 

各手数料を詳しく知りたい方は、こちらの記事を参考にしてください。

Shopeeの手数料は高い?出店料から広告費まで全費用を解説

 

【手数料比較】Shopee、eBay、Lazada

東南アジア市場で利用者の多いECモールの手数料を比較してみました。

※1 ストアタイプによって各手数料が異なります。他にベーシックプラン、プレミアムプラン、アンカープラン、企業プランがあります。

※2 カテゴリにより出品手数料が異なる場合があります。たとえば、$150以上のスポーツシューズは出品点数に限らず基本出品料の対象外です。

※3 付加価値税(GST)は国/地域によって異なります。Lazadaより2022年に配信されたお知らせでは、マレーシア6%、シンガポール7%、タイ7%、ベトナム10%、インドネシア10%、フィリピン12%です。

 

サイト登録の初期費用はどのECモールでもかかりませんが、ストア開設では、eBayは月額料金が発生します。プランが複数用意され、出品条件によって料金は異なります。

 

購入された際にかかる手数料は、どのECモールも国や地域、商品カテゴリによって幅がありますが、Shopeeは5〜10%に対し、eBayは15〜17%Lazadaは9〜18%です。ちなみに、日本国内でよく使われているECモールであるAmazonは5〜15%、メルカリは10%かかります。これらの数値からもShopeeが非常に低価格だとわかります。

 

また、新規出店者の出品上限数を見ると、Shopeeは1000商品(台湾の場合は500商品)、eBayは10商品または500ドルLazadaは500商品と出品可能枠も大きな違いがあります。どのECモールでも販売実績が上がることで出品可能枠が増えていきます。

 

各種手数料や出品上限数などを比較してみると、Shopeeが参入しやすいECモールだとわかるでしょう。

 

こちらの記事で、なぜShopeeがオススメなのか、手数料以外の理由もまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。

【越境EC】Shopee運用代行はじめました | 株式会社ten.

 

では、各種手数料を踏まえた上で、どのように価格設定をすれば良いのでしょうか。

商品価格設定のコツ

手数料が少ないShopeeであっても、売価を低く設定しては、赤字になってしまいます。そうならないためにも、商品価格はしっかりと考えて設定しましょう。また、Shopeeでは、商品の価格を一度設定すると7日間は変更できませんので、ご注意ください。

 

商品価格の内訳

商品価格(売価)には、各種手数料の他に、仕入値、送料、割引分、利益を含める必要があります。

 

〇仕入値

安定的に仕入れることのできる金額で想定しましょう。期間限定で安くなっている商品の価格で想定すると、購入時に予定よりも仕入値が高くついてしまうことがあります。

 

〇配送料

どの配送手段を利用するかによって計算方法は異なってきます。Shopee独自の配送サービスSLSを使用する場合、海外への配送料の他に、東京都にあるShopeeの事務所への国内配送料もかかります。海外配送料は、発送する国や地域、商品の重さによって異なります。条件によっては、購入者が負担する送料(送料リベート)もあるため、考慮した金額での計算が必要です。

 

詳しくは、こちらを参考にしてください。

Shopee売れたら物流・配送はいくら?手順は?安すぎる国際配送SLS・SPSとは?具体例を交えてご紹介!

 

〇割引設定、バウチャー分

割引設定(Discount Promotion)、割引券(Voucher)、まとめ買い促進機能(Bundle Deals)はキャンペーンに参加するための必須条件になることがあります。そのため、出品する際にはデフォルトでの設定がおすすめです。つまり、すべての商品価格にあらかじめ割引分の金額を乗せておきましょう。

 

〇各種手数料

Shopeeの手数料は、販売するときの「販売手数料」「決済手数料」と出金するときの「為替手数料」があります。国や地域によって異なるため、出品するマーケット毎に計算が必要です。

 

〇その他

梱包材、人件費、マーケティング費用など、1つの商品にどのくらい費用がかかっているか見えにくい費用もあります。少し余裕をもった価格設定をしましょう。

 

〇利益

オーダーを多くとりたいときは、利益がマイナスにならないように商品価格の設定をすることも方法のひとつです。ショップ評価がたまり、オーダーが安定してきたタイミングで利益率を高くすると、広告費にかけられる金額が増え、さらにオーダーが増える可能性もあるでしょう。オーダーなどを分析し、商品価格の見直しを定期的に実施することが大切です。

 

ただ、Shopeeではオーダー数が重視される傾向にあります。それは、購入者の目にとまりやすいということ、Shopeeのアルゴリズムが関係しています。そのため、オーダー数の少ない初期は、収支がマイナスになったとしても価格を下げて販売数を増やす戦略が有効です。

 

新規セラー向けキャンペーン

Shopee Japanでは、新規でショップを開設したセラーに向けて、90日間の販売手数料が無料となるキャンペーンをしています。新規セラーはショップ評価がなく購入者の目に留まりにくいので、まずはお得な価格設定をしてオーダーを増やしましょう。

 

では実際に、事例を使って利益計算をしてみましょう。

販売手数料など国や地域によって異なるため、国別に事例を紹介します。

【事例】販売商品の利益計算

今回は、500gの仕入値3,000円のフィギュアが約10,000円で売れた事例を国別(シンガポール、台湾、フィリピン、マレーシア、ベトナム、タイ)で計算してみます。

 

シンガポール

フィギュア500g、仕入値3,000円、販売価格90SGDの場合

※1SGD=110円とします(2024年7月)

SLS料金表(シンガポール)

シンガポール_SLS_料金表 Standard SLS_Free SPS_2024年1月1日適用.xlsx

 

台湾

フィギュア500g、仕入値3,000円、販売価格2200TWDの場合

※1TWD=4.5円とします(2024年7月)

SLS料金表(台湾)

(TW・台湾)_SLS_料金表 Standard SLS_Free SPS_2024年02月06日適用

 

フィリピン

フィギュア500g、仕入値3,000円、販売価格3600PHPの場合

※1PHP=2.76円とします(2024年7月)

SLS料金表(フィリピン)

フィリピン_SLS_料金表 Standard SLS_Free SPS_2023年1月26日適用.xlsx

 

マレーシア

フィギュア500g、仕入値3,000円、販売価格300MYRの場合

※1MYR=32.5円とします(2024年7月)

SLS料金表(マレーシア)

マレーシア_SLS_料金表 Standard SLS_Free SPS_2023年08月01日適用_revised.xlsx

 

ベトナム

フィギュア500g、仕入値3,000円、販売価格1,700,000VNDの場合

※1VND=0.006円とします(2024年7月)

SLS料金表(ベトナム)

JPVN SLS Rate Table 202402

 

タイ

フィギュア500g、仕入値3,000円、販売価格2300THBの場合

※1THB=4.33円とします(2024年7月)

SLS料金表(タイ)

タイ_SLS_料金表 (2024.6.17更新)

【まとめ】手数料を比較するとShopeeがおすすめ!

越境ECモールを使った輸出ビジネスに参入するには、各種手数料が安く利益率の高いShopeeがおすすめです。日本ではまだ認知度の低いECモールですが、急成長中の東南アジア市場で利用者の非常に多いShopee。しっかりと事前準備とリサーチを行えば、東南アジア・台湾で最大級のECサイトで成功することも難しくはないでしょう。

 

しかし、輸出ビジネスを取り巻く環境は、国際情勢や規制の変更によって刻々と変化しています。為替の変動、燃料費の高騰などは商品の価格に直結するため、利益を最大化させるためには常に国際情勢に敏感であることが必要です。

 

情報収集まで手が回らない・・・そのような方は、運用代行サービスやShopeeのコミュニティへの参加を検討してはいかがでしょうか。

 

▽運用代行サービスに関する記事はこちら

【越境EC】Shopee運用代行はじめました | 株式会社ten.



Shopeeは他のECプラットフォームと比較しても、手数料が安いです。
90日間販売手数料無料期間がある間に始められるとさらにお得です。


さらに、Shopeeの出店料は無料です。


しかし実際に出店作業をする際の時間や工数はかかります。
出店代行に依頼する方法もありますが、せっかく初期コストが無料なのに勿体無いと感じるお気持ちもわかります。


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この記事が皆様のお役に立てれば幸いです。

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